2014年11月3日月曜日

298.まさかの夫婦二人でお産!?

こんばんは。


赤ちゃん、産まれました!


予定日より6日早い昨日、11月1日(土)朝6:05、自宅にて無事に元気に産まれてくれました!


体重3,338kgの大きな女の子です!

兄(ケイスケ)から抱っこされる赤ちゃん



陣痛から1時間余りのスピード出産!


妻は上の子、二人とも安産だったのですが、今回もまさかの早さでした…。


そして、これまたまさかの助産師さんがお産に間に合わないという想定外な事態…。


今回お願いしていた助産師さんが、別のお産の関係で別府から車で2時間ばかり離れている国東半島の国見に泊まっており、妻の「陣痛かも…。」という連絡を受けて大至急、飛んで帰ってきてくれたのですが…。


妻は、明け方の4時位にお腹に痛みを感じて目を覚まし、お腹の痛みの様子を伺っていたようですが、どうもこれは陣痛かも…ということで、助産師さんに連絡をいれ、私を起こしました。


朝の5時過ぎだったでしょうか。

痛みがあったり、おさまったりを繰り返していたのですが、「これで違ったら先生に申し訳ないね…」と夫婦で談笑しながら、「でも、産まれるかもしれないからね~」なんて、今、考えれば少しのんきな会話を夫婦でしていました。


自宅出産はアオイの時に続き2回目だったので、布団を敷いたり、お湯を準備したりと出来ることはやりつつ、先生が来るのを待っていました。


私も職場が国東なので、別府までの遠さは知っており、すぐには来れないだろうな~と思っていました。


早く起きた私は妻の様子を気にしつつ、「せっかく早く起きたので朝食のお味噌汁の準備をしておこう。」と、味噌汁の具となる食材を切っていました。

そうこうしているうちに、布団で横たわる妻のお腹の痛みが強くなってきて、息づかいもだんだん荒くなってきました。


妻曰く、「痛みの間隔が早くなっている、もう5分間隔位かも」と…。


助産師の先生に状況をメールで伝えるとすぐに電話がかかってきて、まだ到着まで30分かかる場所にいるとの事…。


それでも私は、助産師さんが妻のお産に間に合わないという、まさかの事態は考えられず、陣痛に苦しむ妻の腰をさすりながら、「痛いところ申し訳ないけど、ケイスケとアオイはまだ起こさない方がいいよね?お産に立ち会わせたいけど、先生が来てから起こす方がいいよね?」なんて、のんきな話を妻にしていました、汗。


おそらく妻は、どこかのタイミングで「助産師の先生は間に合わない、これは夫婦で産むしかない!」という戦闘モードのスイッチが入ったのでしょう…。
「破水するかもしれないからバスタオルを2,3枚持ってきて!」との指示!



その指示に従い、バスタオルを取りにいき、妻の腰周りにかけてあげ、引き続き腰をさする私。

そうこうするうちにとうとう破水…。

タオルがジュッと濡れる音が聞こえました。(ような気がします。)

妻曰く、「破水する時に風船がパンッと割れるような音が聞えた。」そうですが、その時の私にはまったく聞えませんでした。

「破水した。」ということがどういうことなのか…。

その時の私にはよくわかっていませんでした…。

もうすぐ産まれるんだろうな…くらいの知識で、引き続き、ひたすら妻の腰をさすっていました。



しかしつぎの瞬間、妻から「赤ちゃんが出てるから受け取って!首が大事だから、下から支えて!」と言われ、ハッとしました。

遅ればせながら、私に戦闘モードのスイッチが入ったのがこの時でした…。

その時にはじめて、「そういう事態なんか!?夫婦二人で産むんか!?俺が取り上げるんか!?…、この状況マジか!?」という緊張感が走りました。


そして、タオルの下をのぞくと既に赤ちゃんの頭が半分出かかっていました…。

私は正直、「!!!!!!!」という声にならない衝撃を感じ、展開が早すぎる!と頭が真っ白になりました。


妻が必死で、「イツキ、大丈夫!大丈夫よ、イツキ!」と繰り返しながら息んでいました。(イツキとは出産前に考えていた赤ちゃんの名前)


そんな妻の必死な姿を見ながらも、私の心にはまだ、しばらく、「マジか!?大丈夫なんか!?マジか!?大丈夫なんか!?…」という言葉が繰り返していました…。

そのうちやっと状況が飲み込めてきて、「大丈夫!ちゃんと生まれる!大丈夫!ちゃんと生まれる!」という妻や赤ちゃんを励ます言葉が出てきました。



夫婦の気持ちが伝わったのか、赤ちゃんはその後スルッと上半身が出てきました。

妻に「もう上半身が出てるよ!」と声を掛け、その後もスルッと体、全体が出てきました。

「首が大事だから!」という妻の言葉が耳に残り、下から首を支えつつ、抱き上げながら妻に赤ちゃんを手渡しました。


しかし、赤ちゃんが無事に産まれ、安心した束の間、なかなか泣かない赤ちゃんに「あれ?」という気持ちで不安になりました。

産まれるとすぐに「オギャー」と泣く、泣かないとおかしいという、固定観念が私にはあったのです。
(後で助産師の先生に聞いてみると、赤ちゃんは産まれてすぐにそんなに泣くわけではないとの事。)


またもや妻から、「赤ちゃんの鼻を吸って、羊水を出してあげて!」との指示!

私はもう躊躇することなく、2回ほど赤ちゃんの鼻に口をつけ、羊水を吸いました。

今思うと、ちゃんと吸えていたかは疑問ですが、その後すぐに「フギャー」と泣いてくれ、夫婦で一安心しました。


夫婦で「産まれちゃったね、笑」と話していると、すぐに助産師の先生が到着しました。

そして、へその緒の処理や赤ちゃんの体温の管理をしてくれました。

37度程度の胎内から外へ出てくる赤ちゃんには外の室温は寒く、すぐに体を温めなくてはいけないようです。

そんな事とは露知らず…。

助産師の先生の指示に従い、暖房を入れたり、湯たんぽ作ったり、慌てて色々と準備をしました。


そうこうして一段落ついた朝7時過ぎ、ケイスケとアオイが順に起きてきました。

二人に「赤ちゃん、産まれたよ。」と説明すると、二人は興味深く、赤ちゃんを覗き込んでました。


以上、図らずも夫婦二人でお産をし、まさかの赤ちゃんを取り上げることになってしまった私の実録の経験談です。

予定日(11/7)までまだ1週間弱ある、その間にだんだん育休モードに慣らしていけばいいかとのんびり構えていた私たち夫婦に、赤ちゃんから強烈なパンチがくらわされた感じです。

私の3か月の育休生活、何が起こるかわかりませんが、家族みんなで乗り越えていきたいと思います。

赤ちゃんの誕生を喜ぶ兄(ケイスケ)と姉(アオイ)

0 件のコメント:

コメントを投稿